AlmaLinuxのテスト自動化フレームワークとしてopenQAを採用¶
AlmaLinux OS Foundationは、AlmaLinuxのテスト自動化フレームワークとしてopenQAを採用したことを発表しました。
openQAはopenSUSE、Fedora、Debianなど、いくつかのディストリビューションで使用されており、更にAlmaLinuxではopenQAでサポートされていなかった、いくつかの機能を追加したとのことです。
- openQAがRHELおよびその他のEL派生版を識別できるように対応
- s390xアーキテクチャの仮想化サポートを実装
- RHEL仮想化スタックで動作するように適応
- AlmaLinux 9のppc64leアーキテクチャでのKVMサポートを復活
ppc64leアーキテクチャのKVMサポートについてはRHELから削除されたこともあり、1:1のRHELクローンの一環としてAlmaLinux 9においてもppc64le用KVMは公式サポートはありませんでした。 最近目標がABI互換に移行したことで、ppc64le イメージにKVMサポートを追加すること検討するかもしれません。
現在のAlmaLinux openQAには最低限のテストセットしか含まれていませんが、コミュニティのニーズを満たすためのテストを拡大する予定です。