AlmaLinux 10.0 Beta リリースノート¶
Info
このページは、原文であるhttps://wiki.almalinux.org/release-notes/10.0-beta.htmlを日本語訳したものです。
サポートされている全てのアーキテクチャに対応した AlmaLinux OS 10.0 Beta のリリースノートです。
- x86_64
- x86_64_v2
- aarch64
- ppc64le
- s390x
コードネーム: Purple Lion
カーネルバージョン: 6.11.0-0.rc5.23.el10
Warning
ベータ版のため、本番環境では使用しないでください。
フィードバックとヘルプ¶
AlmaLinux Bug Trackerで遭遇する可能性のある問題を報告してください。 さらに、フィードバックを提供したり、何かについて話したり、質問したりしたい場合は、AlmaLinuxチャット、AlmaLinuxフォーラム、RedditのAlmaLinuxコミュニティを確認してください。
主な変更点¶
-
AlmaLinux 10のパッケージとリポジトリは新しいRPM-GPG-KEY-AlmaLinux-10で署名されています。
-
AlmaLinux OS 10.0バージョンから、32ビット（i686アーキテクチャ）のパッケージは無くなりました。
-
プログラミング言語をアップデートしました。
- Python 3.12
- Ruby 3.3
- Node.js 22
- Perl 5.40
- PHP 8.3
-
ソース管理システムをアップデートしました。
- Git 2.45
- Subversion 1.14
-
Webサーバーをアップデートしました。
- Apache HTTP Server 2.4.62
- nginx 1.26
-
プロキシキャッシングサーバーをアップデートしました。
- Varnish Cache 7.4
- Squid 6.10
-
データベースサーバーをアップデートしました。
- MariaDB 10.11
- MySQL 8.4
- PostgreSQL 16
- Valkey 7.2
-
システムツールチェインをアップデートしました。
- GCC 14.2
- glibc 2.39
- Annobin 12.55
- binutils 2.41
-
パフォーマンスツールとデバッガーをアップデートしました。
- GDB 14.2
- Valgrind 3.23.0
- SystemTap 5.1
- Dyninst 12.3.0
- elfutils 0.191
- libabigail 2.5
-
パフォーマンスモニタツールをアップデートしました。
- PCP 6.3.0
- Grafana 10.2.6
-
コンパイラをアップデートしました。
- LLVM Toolset 18.1.8
- Rust Toolset 1.79.0
- Go Toolset 1.22
-
セキュリティアップデート
- システム全体の暗号化ポリシー（crypto-policies）、OpenSSL TLS ツールキット、OpenSSH スイートがポスト量子（PQ）アルゴリズムで動作するようになりました。
- 新しいsudo システムロールは、システム全体でsudo設定を一貫して管理できるようにします。
- Sequoia PGP ツールの
sqとsqvが、OpenPGP 暗号化と署名を管理するための既存のGnuPGツールを補完します。 - OpenSSL TLS ツールキットは、FIPS 準拠の PKCS #12 ファイルの作成、ハードウェアトークンを使用するための
pkcs11-providerを導入し、さらに多くの改良を加えました。 - OpenSSH スイートがバージョン 9.8 に更新されました。
- SELinux ユーザースペースリリース 3.7 では、audit2allow に CIL 出力モードを提供する新しいオプションが追加され、Wayland が SELinux サンドボックスをサポートするようになりました。
- Keylime エージェント・コンポーネントはバージョン 0.2.5 で提供され、デバイス ID のための Initial Device Identity (IDevID) と Initial Attestation Key (IAK) をサポートし、デフォルトで TLS 1.3 を使用します。
Tip
本リリースの変更点の詳細については、アップストリームの RHEL 10.0 Beta リリースノートを参照してください。
RHEL 10からの変更点¶
- AlmaLinux OS 10.0バージョンから、x86-64-v2という新しいアーキテクチャが追加されました。
- RHELはアーキテクチャバージョンのベースラインをv3に引き上げ、多くの古いCPU（およびいくつかの新しいCPU）のサポートを停止しています。AlmaLinux OS 10では、デフォルトでx86-64-v3に最適化されたバイナリを出荷するというRed Hatの決定に従いますが、古いハードウェア用にx86-64-v2アーキテクチャのみの追加も提供します。一方、AlmaLinux OS 10のx86-64-v2リリースは、デフォルトのOSパッケージセットを使用するだけで十分なワークロードにのみ適しています。
- ALESCoは現在、x86-64-v2ユーザー向けにEPELを再構築するオプションを検討しています。このバージョンを使用している場合は、その旨をお知らせください。
- デフォルトでフレーム・ポインターを再有効化しています。これにより、AlmaLinux OS上で実行されるあらゆるワークロードのパフォーマンスを最適化するための、システム全体にわたるリアルタイムのトレースとプロファイリングが可能になりました。
- サーバとクライアント・アプリケーションの両方で SPICE サポートを再有効化しています。
- 仮想化スタックでKVM for IBM POWERを有効化し、AlmaLinux 8と同様にKVMを使い続けることができるようになりました。
- システムリポジトリのFirefoxとThunderbirdは通常のRPMパッケージとしてもリリースされます。
-
以下のデバイスドライバを修正し、アップストリームで無効化されていたハードウェアのPCI IDを再追加しました。
- aacraid - Dell PERC2, 2/Si, 3/Si, 3/Di, Adaptec Advanced Raid Products, HP NetRAID-4M, IBM ServeRAID & ICP SCSI
- be2iscsi - Emulex OneConnectOpen-iSCSI for BladeEngine 2 and 3 adapters
- be2net - Emulex BladeEngine 2 and 3 adapters *
- hpsa - HP Smart Array Controller
- lpfc - Emulex LightPulse Fibre Channel SCSI
- megaraid_sas - Broadcom MegaRAID SAS
- mlx4_core - Mellanox Gen2 and ConnectX-2 adapters
- mpt3sas - LSI MPT Fusion SAS 3.0
- mptsas - Fusion MPT SAS Host
- qla2xxx - QLogic Fibre Channel HBA
- qla4xxx - QLogic iSCSI HBA
このリリースで追加されたハードウェア・サポートの完全なリストについては、拡張ハードウェア・サポートのセクションを参照してください。
インストール方法¶
インストール用のISOイメージは3種類用意されています。
AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso - インターネットでパッケージをダウンロードする、ネットワークインストールCDイメージ
AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-minimal.iso - オフラインでのインストールを可能にする最小限のDVDイメージ
AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-dvd.iso - ほとんど全てのAlmaLinuxパッケージを含むフルインストールDVDイメージ
以下のように 10.0-beta/isos/$arch/ ディレクトリから適切なISOイメージをダウンロードします。
$ wget https://repo.almalinux.org/almalinux/10.0-beta/isos/x86_64/AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso
AlmaLinuxの公開鍵をダウンロードし、インポートします。
$ wget https://repo.almalinux.org/almalinux/RPM-GPG-KEY-AlmaLinux-10
$ gpg --import RPM-GPG-KEY-AlmaLinux-10
チェックサムリストをダウンロードし、検証します。
$ wget https://repo.almalinux.org/almalinux/10.0-beta/isos/x86_64/CHECKSUM
# we are looking for “Good signature”
$ gpg --verify CHECKSUM
gpg: Signature made Tue 03 Dec 2024 08:58:28 AM EST using RSA key ID C2A1E572
gpg: Good signature from "AlmaLinux OS 10 <packager@almalinux.org>"
gpg: WARNING: This key is not certified with a trusted signature!
gpg: There is no indication that the signature belongs to the owner.
Primary key fingerprint: EE6D B7B9 8F5B F5ED D9DA 0DE5 DEE5 C11C C2A1 E572
ダウンロードしたISOイメージのチェックサムを確認します。
# calculate the downloaded ISO SHA256 checksum
$ sha256sum AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso
f0bf7fb6a81a506a4adc56f2537ae53ee9ad4b7ace1b74cf344a100772e10874 AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso
# compare it with expected checksum, it should be the same
$ cat CHECKSUM | grep -E 'SHA256.*AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso'
SHA256 (AlmaLinux-10.0-beta-1-x86_64-boot.iso) = f0bf7fb6a81a506a4adc56f2537ae53ee9ad4b7ace1b74cf344a100772e10874
AlmaLinux-10.0-beta-x86_64-boot.isoイメージを使用する場合、インストーラが何らかの理由で最寄りの ミラーを見つけられない場合に備えて選択したミラーの 10.0-beta/BaseOS/x86_64/kickstart/ URLリポジトリをインストールソースとして指定する必要があるかもしれません。
minimal ISOイメージまたはDVD ISOイメージを使用する場合は追加のインストールソースは必要ありません。
追加されたパッケージ¶
以下はアップストリーム・ディストリビューションと比較して、追加されているパッケージのリストです。
| パッケージ | 説明 |
|---|---|
| almalinux-backgrounds | AlmaLinuxバックグラウンドイメージredhat-backgroundsの置き換え |
| almalinux-indexhtml | AlmaLinuxデフォルトブラウザーページredhat-indexhtmlの置き換え |
| almalinux-logos | AlmaLinuxグラフィック(OS用)redhat-logosの置き換え |
| almalinux-logos-httpd | AlmaLinuxグラフィック(HTTPD server用)redhat-logos-httpdの置き換え |
| almalinux-logos-ipa | AlmaLinuxグラフィックAlmaLinux graphics for IPA serverredhat-logos-ipaの置き換え |
| almalinux-release | AlmaLinuxリリースパッケージ、リポジトリ、EULAredhat-releaseとredhat-release-eulaの置き換え |
削除されたパッケージ¶
以下は互換性のあるバージョンのRHELと比較して、削除されているパッケージのリストです。 AlmaLinux OSはコミュニティディストリビューションなので、すべての変更は議論の対象となります。もしよろしければ、AlmaLinuxチャットに参加してください。また、AlmaLinuxバグトラッカーにバグレポートを提出して、以下のパッケージがリポジトリに含まれるべきだと思うか議論してください。
| パッケージ | 説明 |
|---|---|
| insights-client | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| kmod-redhat-* | RHEL固有のモジュール(ドライバーアップデートプログラム) |
| kpatch* | RHEL固有のカーネルライブパッチ |
| openssl-fips-provider | FIPS認定を受けた、opensslバイナリを含むRHEL固有のパッケージ |
| redhat-backgrounds | RHEL固有のバックグラウンドイメージ |
| redhat-indexhtml | RHEL固有のデフォルトブラウザーページ |
| redhat-logos | RHEL固有のグラフィック(OS用) |
| redhat-logos-httpd | RHEL固有のグラフィック(HTTPD server用) |
| redhat-logos-ipa | RHEL固有のグラフィック(IPA server用) |
| redhat-release | RHEL固有のリリースパッケージとリポジトリ |
| redhat-release-eula | RHEL固有のEULA |
| redhat-support-lib-python | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| redhat-support-tool | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| rhc | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| rhc-worker-playbook | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| rhsm-gtk | RHEL固有のGUI(Subscription Manager用) |
| rhsm-icons | RHEL固有のGUI(Subscription Manager用) |
| spice-client-win-x64 | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
| spice-client-win-x86 | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
| spice-qxl-wddm-dod | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
| spice-vdagent-win-x64 | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
| spice-vdagent-win-x86 | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
| subscription-manager-cockpit | RHEL固有のCockpitモジュール(Subscription Manager用) |
| subscription-manager-initial-setup-addon | RHEL固有の初期セットアップアドオン(Subscription Manager用) |
| subscription-manager-plugin-container | RHEL固有のSubscription Managerプラグイン(アップストリームベンダーコンテナ用) |
| virt-who | RHEL固有のパッケージ(アップストリームベンダーリソースへの接続用) |
| virtio-win | アップストリームベンダーによってビルドされたバイナリが含まれています |
ハードウェアサポートの拡大¶
AlmaLinux OS 10リリースでは、RHELと比較して以下のデバイスのサポートが追加されています。
| デバイスPCI ID | デバイス名 | ドライバ名 |
|---|---|---|
| 0x0E11::: *:01:04 | Compaq | hpsa |
| 0x1000:0x0050 | LSI SAS1064 | mptsas |
| 0x1000:0x0054 | LSI SAS1068 | mptsas |
| 0x1000:0x0056 | LSI SAS1064E | mptsas |
| 0x1000:0x0058 | LSI SAS1068E | mptsas |
| 0x1000:0x0059 | LSI SAS1068_820XELP | mptsas |
| 0x1000:0x0060 | LSI MegaRAID SAS1078R | megaraid_sas |
| 0x1000:0x0062 | LSI SAS1078 | mptsas |
| 0x1000:0x0064 | LSI SAS2116_1 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0065 | LSI SAS2116_2 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0070 | LSI SAS2004 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0072 | LSI SAS2008 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0074 | LSI SAS2108_1 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0076 | LSI SAS2108_2 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0077 | LSI SAS2108_3 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0078 | LSI MegaRAID SAS1078 Gen2 | megaraid_sas |
| 0x1000:0x007C | LSI MegaRAID SAS1078DE | megaraid_sas |
| 0x1000:0x007E | LSI SSS6200 | mpt3sas |
| 0x1000:0x0411 | LSI MegaRAID SAS1064R | megaraid_sas |
| 0x1000:0x0413 | LSI MegaRAID SAS1068 Verde ZCR | megaraid_sas |
| 0x1011:0x0046:0x103C:0x10C2 | HP NetRAID-4M | aacraid |
| 0x1011:0x0046:0x9005:0x0364 | Adaptec 5400S (Mustang) | aacraid |
| 0x1011:0x0046:0x9005:0x0365 | Adaptec 5400S (Mustang) | aacraid |
| 0x1011:0x0046:0x9005:0x1364 | Dell PERC 2/QC | aacraid |
| 0x1028:0x0001:0x1028:0x0001 | DELL PERC 2/Si (Iguana) | aacraid |
| 0x1028:0x0002:0x1028:0x0002 | DELL PERC 3/Di (Opal) | aacraid |
| 0x1028:0x0002:0x1028:0x00D1 | DELL PERC 3/Di (Viper) | aacraid |
| 0x1028:0x0002:0x1028:0x00D9 | DELL PERC 3/Di (Lexus) | aacraid |
| 0x1028:0x0003:0x1028:0x0003 | DELL PERC 3/Si (SlimFast) | aacraid |
| 0x1028:0x0004:0x1028:0x00D0 | DELL PERC 3/Di (Iguana FlipChip) | aacraid |
| 0x1028:0x000A:0x1028:0x0106 | DELL PERC 3/Di (Jaguar) | aacraid |
| 0x1028:0x000A:0x1028:0x011B | DELL PERC 3/Di (Dagger) | aacraid |
| 0x1028:0x000A:0x1028:0x0121 | DELL PERC 3/Di (Boxster) | aacraid |
| 0x1028:0x0015 | Dell PERC5 | megaraid_sas |
| 0x103C::: *:01:04 | HP | hpsa |
| 0x1077:0x2100 | QLogic ISP2100 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2200 | QLogic ISP2200 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2300 | QLogic ISP2300 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2312 | QLogic ISP2312 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2322 | QLogic ISP2322 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2422 | QLogic ISP2422 | qla2xxx |
| 0x1077:0x2432 | QLogic ISP2432 | qla2xxx |
| 0x1077:0x5422 | QLogic ISP5422 | qla2xxx |
| 0x1077:0x5432 | QLogic ISP5432 / QLE220 | qla2xxx |
| 0x1077:0x6312 | QLogic ISP6312 | qla2xxx |
| 0x1077:0x6322 | QLogic ISP6322 | qla2xxx |
| 0x1077:0x8001 | QLogic ISP8001 / QLE81xx | qla2xxx |
| 0x1077:0x8021 | QLogic ISP8021 / QLE82xx | qla2xxx |
| 0x1077:0x8022 | QLogic ISP8022 | qla4xxx |
| 0x1077:0x8032 | QLogic ISP8324 | qla4xxx |
| 0x1077:0x8042 | QLogic ISP8042 | qla4xxx |
| 0x1077:0x8044 | QLogic ISP8044 / QLE84xx | qla2xxx |
| 0x1077:0x8432 | QLogic ISP8432 / QLE8000 | qla2xxx |
| 0x1077:0xF001 | QLogic ISPF001 / QLE10000 | qla2xxx |
| 0x10DF:0x1AE5 | FIREFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xE100 | PROTEUS VF | lpfc |
| 0x10DF:0xE131 | BALIUS | lpfc |
| 0x10DF:0xE180 | PROTEUS PF | lpfc |
| 0x10DF:0xE208 | LANCER_FC_VF | lpfc |
| 0x10DF:0xE260 | Emulex OneConnect OCe15102-FM/OCe15104-FM/OCm15108-F-P | lpfc |
| 0x10DF:0xE268 | LANCER_FCOE_VF | lpfc |
| 0x10DF:0xF095 | RFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xF098 | PFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xF0A1 | LP101 | lpfc |
| 0x10DF:0xF0A5 | TFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xF0D1 | BSMB | lpfc |
| 0x10DF:0xF0F5 | NEPTUNE | lpfc |
| 0x10DF:0xF0F6 | NEPTUNE SCSP | lpfc |
| 0x10DF:0xF0F7 | NEPTUNE DCSP | lpfc |
| 0x10DF:0xF700 | SUPERFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xF800 | DRAGONFLY | lpfc |
| 0x10DF:0xF900 | CENTAUR | lpfc |
| 0x10DF:0xF980 | PEGASUS | lpfc |
| 0x10DF:0xFA00 | THOR | lpfc |
| 0x10DF:0xFB00 | VIPER | lpfc |
| 0x10DF:0xFC00 | LP10000S | lpfc |
| 0x10DF:0xFC10 | LP11000S | lpfc |
| 0x10DF:0xFC20 | LPE11000S | lpfc |
| 0x10DF:0xFC50 | PROTEUS S | lpfc |
| 0x10DF:0xFD00 | HELIOS | lpfc |
| 0x10DF:0xFD11 | HELIOS SCSP | lpfc |
| 0x10DF:0xFD12 | HELIOS DCSP | lpfc |
| 0x19A2:0x0212 | Emulex BladeEngine 2 10Gb iSCSI Initiator | be2iscsi |
| 0x19A2:0x0211 | Emulex BladeEngine 2 Network Adapter | be2net * |
| 0x19A2:0x0222 | Emulex BladeEngine 3 iSCSI | be2iscsi |
| 0x19A2:0x0221 | Emulex BladeEngine 3 Network Adapter | be2net * |
| 0x19A2:0x0702 | Emulex OneConnect OCe10101/OCm10101/OCe10102/OCm10102 | be2iscsi |
| 0x19A2:0x0703 | Emulex OneConnect OCe10100 | be2iscsi |
| 0x19A2:0x0704 | Emulex OneConnect Tigershark FCoE | lpfc |
| 0x19A2:0x0700 | Emulex OneConnect Tigershark NIC | be2net * |
| 0x19A2:0x0712 | Emulex OneConnect Tomcat iSCSI | be2iscsi |
| 0x19A2:0x0714 | Emulex OneConnect Tomcat FCoE | lpfc |
| 0x19A2:0x0710 | Emulex OneConnect Tomcat NIC | be2net * |
| 0x9005:0x0200:0x9005:0x0200 | Themisto Jupiter Platform | aacraid |
| 0x9005:0x0283:0x9005:0x0283 | Catapult | aacraid |
| 0x9005:0x0284:0x9005:0x0284 | Tomcat | aacraid |
| 0x9005:0x0285 | Adaptec Catch All | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x1014:0x02F2 | IBM 8i (AvonPark) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x1014:0x0312 | IBM 8i (AvonPark Lite) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x1028 | Dell Catchall | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x1028:0x0287 | Perc 320/DC | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x1028:0x0291 | CERC SATA RAID 2 PCI SATA 6ch (DellCorsair) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x103C:0x3227 | AAR-2610SA PCI SATA 6ch | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x17AA | Legend Catchall | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x17AA:0x0286 | Legend S220 (Legend Crusader) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x17AA:0x0287 | Legend S230 (Legend Vulcan) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0285 | Adaptec 2200S (Vulcan) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0286 | Adaptec 2120S (Crusader) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0287 | Adaptec 2200S (Vulcan-2m) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0288 | Adaptec 3230S (Harrier) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0289 | Adaptec 3240S (Tornado) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x028A | ASR-2020ZCR SCSI PCI-X ZCR (Skyhawk) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x028B | ASR-2025ZCR SCSI SO-DIMM PCI-X ZCR (Terminator) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x028E | ASR-2020SA SATA PCI-X ZCR (Skyhawk) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x028F | ASR-2025SA SATA SO-DIMM PCI-X ZCR (Terminator) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0290 | AAR-2410SA PCI SATA 4ch (Jaguar II) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0292 | AAR-2810SA PCI SATA 8ch (Corsair-8) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0293 | AAR-21610SA PCI SATA 16ch (Corsair-16) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0294 | ESD SO-DIMM PCI-X SATA ZCR (Prowler) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0296 | ASR-2240S (SabreExpress) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0297 | ASR-4005 | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0298 | ASR-4000 (BlackBird) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x0299 | ASR-4800SAS (Marauder-X) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x029A | ASR-4805SAS (Marauder-E) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x02A4 | ICP9085LI (Marauder-X) | aacraid |
| 0x9005:0x0285:0x9005:0x02A5 | ICP5085BR (Marauder-E) | aacraid |
| 0x9005:0x0286 | Adaptec Rocket Catch All | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x1014:0x9540 | IBM 8k/8k-l4 (Aurora Lite) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x1014:0x9580 | IBM 8k/8k-l8 (Aurora) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x028C | ASR-2230S/ASR-2230SLP PCI-X (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x028D | ASR-2130S (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x029B | AAR-2820SA (Intruder) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x029C | AAR-2620SA (Intruder) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x029D | AAR-2420SA (Intruder) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x029E | ICP9024RO (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x029F | ICP9014RO (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x02A0 | ICP9047MA (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x02A1 | ICP9087MA (Lancer) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x02A2 | ASR-3800 (Hurricane44) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x02A3 | ICP5445AU (Hurricane44) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x02A6 | ICP9067MA (Intruder-6) | aacraid |
| 0x9005:0x0286:0x9005:0x0800 | Callisto Jupiter Platform | aacraid |
| 0x9005:0x0287:0x9005:0x0800 | Themisto Jupiter Platform | aacraid |
| 0x9005:0x0288 | Adaptec NEMER/ARK Catch All | aacraid |
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