コンテンツにスキップ

Docker環境を構築する

(更新:2022.5.20)

AlmaLinuxに同梱されているコンテナエンジンはPodmanですが、Docker社のCentOS向けリポジトリを追加することで、Dockerをインストールすることができます。ですが、Docker社はCentOS 7, 8 Stream, 9 Streamをサポート対象としており、現時点でAlmaLinuxのサポートを明確にしていないため、利用は自己責任となります。

インストール

リポジトリ登録

yum-config-managerコマンドを実行するため、yum-utilsパッケージをインストールした上で、DockerのStable版のリポジトリを登録します。

sudo dnf install -y yum-utils
sudo yum-config-manager --add-repo \
     https://download.docker.com/linux/centos/docker-ce.repo

Docker EngineとDocker Composeのインストール

(1) 最新版のDocker Engineとcontainerd、Docker Composeをインストールします。

sudo dnf install install docker-ce docker-ce-cli containerd.io docker-compose-plugin
インストール途中でGPGキーの確認を求められた場合、フィンガープリントが060A 61C5 1B55 8A7F 742B 77AA C52F EB6B 621E 9F35であることを確認し、承諾します。

(2) Dockerを起動します。(OS起動時にDockerも自動起動するようにします。)

sudo systemctl enable --now docker

動作確認

(1) DockerとDocker Composeのバージョンを確認します。

docker version
docker compose version

(2) 動作確認として、hello-worldコンテナを実行します。このコンテナは、情報を表示して終了するだけです。

sudo docker run hello-world

(任意)root以外のユーザーでdockerコマンドを使えるようにする

Dockerをインストールすると、自動的にLinuxのグループdockerが作成されています。 このグループに所属させることによって、root以外のLinuxユーザーでもdockerのコマンドを実行することができます。

sudo usermod -aG docker hogehoge